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AWSへの関心とスキルアップ

私がクラウドを学び始めたとき、最初に選んだのはAWSでした。理由はシンプルで、世界で一番使われているクラウドサービスだからです。

実際にAWSはクラウド市場で長年トップのシェアを持ち、国内外を問わず多くの企業で採用されています。これからインフラやシステムの世界で力をつけたいと思ったとき、AWSを学ぶことはとても実用的だと感じました。

また、AWSは学習環境がものすごく整っているのも魅力です。たとえば、公式ドキュメントやBlack Belt、AWS Skill Builderなどの実践的な教材が用意されていて、手を動かしながら学べるのがありがたいポイントです。さらに日本語での情報も多く、困ったときも調べやすいのが助かりました。

今では認定資格を通じて体系的に知識を整理しながら、実践スキルの強化に励んでいます。以下に私が取り組んでいることを紹介します。

1, 取得したAWS認定資格

体系的な知識の習得を目指してAWS認定資格を取得してきました。

2, 実務経験を補う学習

AWS実務経験を補うために自ら環境を構築し、次のような学習手段を活用しています。

  • AWS Skill Builder(セルフペースラボ)

AWSサービスを幅広く学ぶために、Skill Builder 個人向けサブスクリプションに加入し、「セルフペースラボ」というコンテンツで、ハンズオン形式による実践的な学習を実施しています。

  • engineed

株式会社アンチパターンが提供するengineedというサービスで、独自のAWS実技試験を提供しており、以下の試験に合格しています。

EC Site Migration Based on Amazon EC2 (Basic) <アーキテクチャ設計>

EC Site Migration Based on Amazon EC2 (Basic) <環境構築>

Event Site Launch Based on Amazon ECS (Basic) <アーキテクチャ設計>

Infrastructure trouble-shooting on AWS Vol.1

3, 学習の定着・アウトプット

学習した内容を定着させるため、インプットに加えてアウトプットと継続的な復習を重視しており、自分なりにまとめ直す習慣を持つことで、実務に応用できる知識として定着させています。

以下のような取り組みを行っています。

4, 検証環境・個人プロジェクト

知識を実践に落とし込むため、自身でAWS上に複数の検証環境を構築・運用しています。主な取り組みは以下のとおりです。

  • VPC/サブネット設計、EC2やRDSの起動、S3での静的Webホスティング
  • GitHub Actions による静的Webアプリの S3 + CloudFront への自動デプロイを構築
  • コンテナアプリでは、ECR → ECS Fargate への自動デプロイを設定(pushトリガー → build → deploy)
  • Terraformのplan/applyにGitHub Actionsから実行できるワークフローを作成し、インフラ変更もCI/CDの対象に

これらの実践を通して、インフラ構築からデプロイ、自動化までを一貫して行えるスキルを身につけつつあります。今後も検証を継続し、運用・監視業務にスムーズに参画できるよう準備を進めています。

5, 今後のスキルアップの方向性

私は、AWS環境の安定運用とセキュアな監視体制の構築を担えるエンジニアを目指し、以下のようなAWSサービスを中心に実践的な知識とスキルの習得を進めています。

  • 運用監視の強化
    • Amazon CloudWatch を活用したメトリクスの収集・アラーム設定・ログ監視による障害検知
    • AWS Systems Manager(Run Command, Patch Manager など)を用いたインスタンスの一元管理と自動化による運用効率化
    • AWS CloudTrail による操作ログの可視化と、不正アクセスの追跡・監査体制の整備
  • セキュリティとアクセス管理の徹底
    • IAM ポリシーの最小権限設計とロールによる権限分離、マルチアカウント運用を見据えたセキュリティ設計の習得
    • CloudTrail + EventBridge を活用したセキュリティイベント通知の自動化
  • インフラ運用の実践力向上
    • Amazon EC2 / VPC によるネットワーク構成の把握とトラブル時の切り分けスキルの向上
    • Amazon RDS のバックアップ、パッチ適用、パフォーマンス監視など、DB運用に必要な実務知識の習得
    • Amazon S3 のライフサイクル管理・バージョニング・暗号化設定など、データ保全のためのベストプラクティスの実践

将来的には、再現性の高い運用モデルや自動化された監視基盤を整備できるエンジニアとして、チームやサービスの信頼性向上に貢献していきたいと考えています。